ゲーム

買って全然触らないのもなんだね、アレだね、ということで少しゼルダトワプリをやりました。
すごい今更のプレイ感想になりますが、ちゃんと丁寧に作ってあるなー、お金かかってんだろうなー、というのが第一印象。

「これ、明らかにゲーム的には不要だけど、できるんじゃない?」的なことは大体できるのも個人的には嬉しい。カボチャを水に投げ込むと浮いたり、石だと沈んだり、ニワトリだと泳いでいったり、NPCを斬りつけると避けたり、鷹を呼んでフックショットばりのイベント起こせたり。

なんとなく、先日『レミーのおいしいレストラン』を見てるときに感じた雑感と整合性がとれたので、以下戯れ言。(戯れ言って表現は昔から好きなのですが、西尾維新で無駄に広まり、なんか嫌、とか。どうでもいいことを思いつつ)

これからのゲームに対する要求水準って「見えることと、取れる行動の一致」が1つあるんじゃないかと。どんなに「リアルだー!」って言ってても、これまで3Dのゲームってけっこう理不尽な縛りがあったわけで。「ここ、見えてるんだから行けるでしょ!」と思って進むと見えない壁があったり。「当然ここから落ちるよね」と思って橋の欄干から飛ぼうとしても飛べなかったり。非戦闘員を切ってもすりぬけたり、いくらマップ上で歩いてもゼッタイに近づけない風景があったり。

2Dの頃は割と誤魔化しが効いてた部分に対して、やってる側の要求が高まるんじゃないかな、などと。難しいのは、そこに力を入れたから買う人が増えるわけではない点。

見えてるんだし、容量も増えたんだし、ポリゴン臭さも無いんだから、行けるよね、近づけるよね!という理不尽な要求(要求、というか、均質なリアルさを求める本能?)は無言だとしても強まる一方なんじゃないかなとか。

さらにどうでもいいことで言えば、例えば「レミーの美味しいレストラン」みたいなのを真面目にゲームにしようってなると、そういう「広い!自由!やりたい放題!」な要素って、かなり大事になるんじゃないかなと。
あのネズミたちのチョロチョロ感とか、コビト感とか、そういうのを大事にするなら「厨房の中で行けないところは無い!触れられないものもない!」というのはmustなんじゃないか。
ま、これは前提にしているのが、レミーみたいに版権ベースのものだから、というのもあるんだろうけど。ゲーム会社オリジナルの作品はゲーム会社がルールメーカーだから、文句は出にくい。一方の版権モノは個々のユーザーが既に頭の中で「ゲームのもととなっている世界」を描いちゃってるから、期待値が高くなっちゃうのだろうし。

ともかく。
「広い世界、自由な世界」とゲームの本筋/ゲーム性みたいなところを一致させるのって、和ゲーだと大変だなと思った。FPSみたいに、とりあえずユニット作って、フィールド書き込めばいいのとは少し違う。
壮大なストーリーだの、主人公の成長物語だの、そういうのに焦点を当てつつ、でもやっぱり「自由度の高い、広い世界」を作って、その上でプレイヤーが迷子にならないように誘導するってのは。
いやはや。

で、まぁ相変わらず「リアルになればゲームは面白くなる」は真っ赤な嘘だと思うのだけど、リメイクFF4@DSのムービーを見ていると、確かにあのムービーレベルのものが戦闘中も継続して、淀みなく動く時代が来るのならば、それは是非やってみたいと思う。てゆーか暗黒騎士セシル、仮面がコワい。

…などとは思うものの、やっぱり飽きると思うんだよな。基本的に戦闘時のモーションなんて何パターンも用意しないんだから、それなら2Dでもいいからサクサク進んだ方が嬉しい。イベントだけがリアルになるのはいいのかもしれないけど。マップ移動もリアルでサクサク動いたところで、NPCとの会話がスイッチ方式で制御されてる限り、逆にキモチワルイし。

テレビの中で、リアルにレベルEのバカ王子惑星とか、ハンター×ハンターのグリードアイランドを再現してどうすんのよ。それならいっそ、豪快にグリードアイランドを作って欲しいね。どっかの馬鹿富豪に。

と、異常にとりとめのない内容になりました。
いいんだ、基本的に脳内の走り書きだし。(つまりは脳内の稚拙さが伺い知れるという悲しさ)