仕事話を徒然と

最近の中学生は本当に知識が足りません。詰め込み型学習がよいとは思いませんが、だからといって知識無くして思考無し。土台となる最低限のことを知らないのにロクな思考力がつくとも思えないんですが、そこら辺、現場の先生方はどう考えているんでしょう。ぶっちゃけ指導要綱なんて無視するくらいの気概でいいと思うんですけど…。

まぁでも中学生っていっても皆が皆そうでないんですけどね。全体的に知識不足な感じが否めない。国語教えているから特に日本語に関してが目につきます。「銀杏」を「ぎんなん」とは読めるけど「いちょう」と読めなかったり。「一期一会」を読めない、もしくは読めても意味を知らなかったり。個人的に問題だと思うのは「言葉は知ってる(読める)けど意味がわからない」って子。知らないのにさしたる興味を示さないのは将来的にも問題ではないのかなぁ。自分がガキの頃は知らない言葉は即、親に聞いてたと思うんですが(…改めて考えると随分と対応してくれる両親だったものだ)。

読んでいる本が問題だという噂もあります。ラノベはやっぱし少年少女の心を掴みやすいようで、本を読んでいないわけではないけど読んでいる本が偏っているというのは間違いないみたいです。そういえば何ヶ月か前の日経にも、最近の子供が本を読まないというのは嘘、とは書いてありました。別にタメになる本を読めとは言いませんが(何がタメになるか、という定義も難しいし)年齢に見合う範囲で、いわゆる名作は読んでおいて欲しいものです。そして何故それらが名作と呼ばれるかも感じ取ってくれると嬉しい。