気になったのは

あんだけ生徒を可愛い可愛いと犬っ可愛がりしていた恩師たちが口をそろえて「教え甲斐がない」と言っていること。卒業した翌年から嘆いていた気がしますが、根本的にウチの中高は僕らの幾つか下くらいから入ってくる生徒の性質が変わりつつあったようです。
曰く「小物」
曰く「他人の目を気にするくせに自己中」
曰く「冷たい、思いやりがない」
曰く「想像力も創造力も知的好奇心もない」
うーん…酷い言われようだ。といってもあの教員陣にここまで言わせる生徒ってのも逆に見てみたいかも。
校長が目指していたT大への進学率UP構想は極めてうまくいっているようで、将来は沢山の後輩が木っ端役人になってくれるでしょ。あんなに生徒がやりたい放題できた環境は、それを保とうとする先生方によって整備され続けていたこと。そして彼らがそれを保とうとしていたのは、環境を生徒が思いっきり使って伸び伸びとやってることが心底喜びだったんだなぁと外に出て初めて気づきました。まぁそこまで尽くす気がないって先生が増えたってのもあるんだろうけど。ホントに教師と先生ともに輝いてた時期に運良く在学してた感じ。
そんな恩師たちも、1人はいい加減トシ(でも70過ぎてもハーレー乗って通学したり、東京発北海道一周5400kmバイクの旅をやっちゃう)、1人は還暦過ぎて大学に戻りたくなった(来年の夏からアメリカの大学への進学が決定。院までいってくるとか)とどんどん辞めてしまう。あとの2人も育て甲斐のある生徒がいなくなったらウチに執着せずとも腕一本で食っていける人たちなので、ホント、人が流出しそう。現に学校の方針に嫌気が差した先生方が心ある順にどんどん抜けてっててるみたいだし。…何年かしたら知ってる後輩もいなくなるし、遊びに行き甲斐がなくなっちゃうなぁ。