企画を振り返ってとか、物申すとか

ええと。現役とOBのメーリスが統合されている団体なので現役が何をやっているのか、見る気になれば見れるのですが。まぁいつものごとく反省レジュメが飛び交っております。でも反省レジュメが「飛び交う」のはワリと珍しいかも。
基本的に現役は現役、爺は爺でカルチャーも違うし、ノリも違うし(個人的にだけど)で、企画前後のメーリスは見てないし会議にも顔を出さないように勤めていたのですが。一つ思うことは、その反省レジュメを片手に君は何処に行こうとしているんだい?ということか。なんかこう、議論なり話なりの方向性がどこに行っちゃうのかなぁ、コノ子たちは?と思う内容が沢山あったので。あくまで個人的な見解だけど。
やった企画について反省して、これをああすれば良かった!というのは、その同じ系譜の企画をやるならば有効だけれど、そうでないなら実際どれだけ意味のあることかは、今更ながら疑問に思うところでもあって。個人的には、3年前に1年生として入って来たときから去年引退するまで、ずーっと似たり寄ったりの企画に携わって来たので、前回の反省を今回に、今回の反省を次回に、という流れはあった。自分が部長をやったからその流れを維持したし、次回もその流れを継いで欲しいな、という気持ちがあったから昨年は「じゃあこの企画はどうやったらより良くなるんだい」みたいな問いかけとテンプレを作ったのだけど。そういう系譜を意図して次に繋ぐ気が無いのなら、それはそれで別のあり方があってもいいのかな、と思うし。なんか、雰囲気として、もそっと焦点を当てないといけない所があるんじゃないの?と疑問に思うから、どうも頭を捻るのかな。
度々言われている「反省はクソ真面目にやりなさい」というのは半分同意、半分反対で。まぁやるなら真面目にやった方がいいけど、そういう「次への意図」が無いものをどれだけ真面目にやっても、それはそれで茶番劇というか、魂込めない仏像の大量生産なのかなと。自分が今後何をしたいのか、って立脚から話を始めず、ともかく平謝りするとか、現状否定するとか、それって、そこから君は何処へ行くの?と、どうしても思ってしまう。違う方向を定めて走りたいってなら、それは違うアプローチが必要な時なのかも。


ま、それはそれ。


自分たちの企画を振り返ってみると。
燻製屋台をやりました。最後まで役職無かった気がするけど、製品開発と試作、あと当日は総料理長をやっていたつもり。でもまぁ、実際にやったのは鳥ハムとチャパティとラップサンドの作り方の確立かなぁ。鈴虫が煮玉子は確立してくれたし、チーズは切ってスモークしただけだったし。
装飾系は少しだけ手伝ったけど、十分人員が確保されていたと判断して多少のみ手伝う。
仕込みは肉を8kgとチャパティ生地5kg、玉子20個。他の面子で肉を30kg近くと玉子150個とチャパティ2kgをやっているので、まぁボチボチがんばったかなぁ。ガス・水道を結構食うという意味で、もう少し玉子の仕込みを分散させた方が良かったとは思う。
ウーロン茶は、まぁ、ウーロン茶でした。でも水出しで意外にいい味のでるウーロンでした。
ビールサーバーはタダで借りられたのが幸せ。日頃の付き合いの幅はやっぱり大事なのだなぁ、というエピソードとして記憶されています。
スモークマシンは誰が見ても茶太郎1人の功績です。
まぁ肉の仕込み量とスモークマシンの功績で、今回のMVPは間違いなく茶太郎でしょう。あのスモーカー無しで企画は成り立たなかったし、家の提供が無かったら仕込み終わらなかった。次点はアホみたいな量の玉子と1人で向き合った鈴虫。大量の玉子を前にして、何か悟りを開いたでしょうか。


難点は準備に金をかけすぎたかなぁというところ。試作に惜しみなく金を投じたり、実際のお金の流れと関係ないところに金を投じたり、一応お金を貰って損得を考える屋台としてはやっちゃいけないことを結構やった気がします。装飾系、途中からかなり絞ったと思うけど、あれは初期から投資を減らしてもなんとかなったのかなぁ。もしくはお金のかからないモノを代案で考えてみるべきだったのかも。屋台だから現金収入があるや、という感じで安易にいつものノリで取り組んでしまいました。
でもまぁ、なんというか、単純に食い物屋台という比較をしたときに、味でもコストパフォーマンスでも外装でも、ちょっと他の追随を許さないものになっていたんじゃないかなと思う。西の様子は知らんけど。難点は、それはあくまでも客にとっての話で、実際やっていた人間にとってのコストパフォーマンスまでは管理できませんでした。各自の仕事が嫌にならないように頑張ってネタトークをふりまくのが精一杯でした。

つまりはオナニー、されどオナニー。

純粋な反省点としては、企責でもないのに色々出しゃばり過ぎたかなぁ。というのは色んなところで感じたり。申し訳ないなぁと思っていたり。もう少し、立てるなら立てなきゃならんね。
改善は〜。
まぁだいたい良く動いてたんじゃん。燻製屋台はニ度とやらないのでどうでもいいんですが、思うに、屋台をやるなら最初から損益分岐点を想定した方がいいんじゃないか。
最後に、避けられるにも関わらず仕事の偏在が大杉。
少人数・多忙が確定しているフローの中で、アホみたいにフローが溜まっている人間と明らかに手の空いている人間が存在しつつ、後者がそれをas givenとして放置すると後ろから刺されても文句は言えません。今回、一部で生じたあっぷあっぷぶりは明らかに分散できたので、分散させようという際に手が挙がらないのは爺企画としてどうなの?という気はしていました。結局あっぷあっぷ間で仕事が再分配されるだけで、どこにも余裕が生まれない。
まぁこれも現役時代から言っていることなんですが、手が空いているのに自分で自分の仕事を区切ってそれ以上踏み込まず、ってのは業腹というか、打ち首獄門モノで。
逆に手が塞がっているのに大量に抱え込むのも最後の最後で破綻するから駄目なんですが、こっちの場合はそれを繰り返さないと自分の許容量が判らないのでアリ(だと思う)。
絶対に破綻しない安定ラインに乗って、でも同じ満足感を得よう、同じ評価を得ようっていうのはワリかし腐ってますし、周りも腐り易いです。