まずはまぁ、このゲームを知らない人のために。
場所は京都の平安時代。都は鬼によって荒廃を極めています。んで、中でも大江山に住まう朱点童子というのが鬼の頭目で、毎日のように腕に覚えのある者が討ち取りに向かいますが返り討ちにあって死屍累々。そんな中、とうとう朱点の根城までたどり着く一組の男女が現れます。しかし、いざ決戦を前にして、男は朱点の罠に陥り落命。また朱点に子供を人質にとられた女は、子供の命と引き換えに我が身を差し出します。朱点は約束どおり子供の命はとりませんでしたが、その子に2つの呪いをかけました。「短命の呪い(凄い勢いで成長するけど、寿命は長くて2年ほど)」と「種絶の呪い(人間と交わっても子供ができない)」です。
その様子を見ていた天上の神々(現世と同様、朱点によって壊滅的な打撃を受けている)が一計を講じます。呪いを受けた子は、それによって人と交わっても子供は作れないが、自分たち(神々)との間なら子供は作れる。優秀な人間と、人を超えし神の混血ならばあるいは朱点も…。神々は二人の男女の子孫に自分たちの命運を託すことにしたのでした。プレイヤーは一族の当主として、時には一族を率いて鬼を退治し、時には神様と交わり子供を作り、またあるいは戦利品を投資して京の都を復興させつつ、最終的には憎き敵である朱点童子を打ち倒すのが目標です。
ゲームの一番の特徴は「死亡・遺伝システム」。先に述べたように、プレイヤーが操作可能なキャラクター(自分の一族)には全員呪いがかかっています(子供も孫も曾孫も。朱点の呪いは累代まで祟ります)。よって全キャラクターには2年以内に必ず「お迎え」が来ます。もちろんプレイヤーが最初に操作する初代当主も例外ではありません。教会でお金を払えば生き返るドラク○などと違って、この場合の「死」は「ゲームからの消滅」です。で、あなたのキャラクターが生きた証を残す方法はただ1つ。神様と交わることで子供を作り、自分の遺伝子を次代に伝えていくことだけ。ただし優秀な遺伝子を持つ神様であればあるほど、交わるためには高いコストがかかります(地獄の沙汰もナントヤラ)。自分の子供に、より優秀な素質を伝えてあげて戦いを少しでも楽にしてあげるためには、そのコスト(鬼と戦うことで得られる「戦勝点」)を集められるだけ集める必要があります。並行して、鬼の巣窟に術の巻物や装備品、街の復興のための資金が転がっているので、それらも集めていく必要があります。自分の時代の時間を、どこにどれだけ投資するか、そういう意思決定も必要です。あとは概ね普通のRPGと大差ありません。が、自分の一族にトンデモナイ呪いがかかってて、目の前でばったばったと死んでいくんですからキャラクターへの思い入れは他のソフトには無いものがあります。(まぁ、プレイヤー次第では天寿をまっとうすることなく没していくキャラクターも大量に出ますが…)
前置きが長くなりましたが、とりあえずのプレイ日記。