原点回帰

なにが原点回帰かって、とりあえずゼミで「自分が今興味をもっていることについて原点回帰してみろ」と言われたので3日くらいず〜〜〜〜っと振り返り。小学生の頃は一貫してコックさんだとか寿司屋だとかラーメン屋になろうと思ってたし、中学の頃は哲学者と考古学者が第一志望。その夢も親に「食えないよ」と言われて挫折。中三で農学に興味を持つも、当時の担任に「数学できないくせに、理系は止めた方がいいんじゃない」と言われて挫折。しょうがないからメシが食えそうな方面に進もうと思い、兄が法学部だったのでそれに反発して経済学部が第一志望。当時は他に動機ナシ。
で、そうやって時系列的に振り返っていくうちにふと思い出した、経営方面に進もうと思ったキッカケ。高校時代、道州制についてディベートをしなけりゃならなかったときに読んだ「シリコンバレーの作り方」とかいう本。それが全ての始まり。良い「アイディア」を「儲かるビジネス」に「育てる」という流れに対する憧憬。憧れってゆーか、そういった気鋭の若手を育てるってのは面白かろうなという興味。育てる側に回るにはとりあえず経営について知らないといけないだろう。そして、どうせ行くなら国内で一番っぽいところへ行こう。なんかそんな経緯で大学も学部も決めたな〜…。
と、懐かしがってばっかもいられないんですが、原点を思い出せたおかげで4限後は教授の研究室へ突然殴りこみをかけて、相談の上研究テーマの方向性も決定。で、そっから4時間くらい図書館へ行って缶詰。検索・コピー・借り。基礎資料として120〜150枚くらいの雑誌記事を複写し、書籍8冊を借りました。まぁとりあえず概観はつかめるだろ。ネット資料は便利ではあるんですが、当面の方針が立つまでは凍結。ネット検索って成果がなくてもなにかやった気になるから危ない。
…にしても、そういえば『育てる』ってのは自分の興味の原点だったよなぁ。そっから今仕事でもやっている「教える」へ微妙に変質していったけど、やっぱり何かを育ててその成長を共に喜ぶってのは楽しかろうな。そうなるためにはそうなるためなりに努力も勉強も経験も積まないと話しにならないんですが。3年前、影氏と将来の夢について一晩中語ったことが思い出されて初心回帰。うん、がんばんべ。