某銀行面接日記

予定の20分前に最寄り駅に到着。大佐、潜入に成功した。
で、夏のときに10分前に行ったら「5分前に来やがれボケ!」と受付で言われた経験を生かして、5分前になるまでトイレ行ったらぶらぶらしたり。あー万が一のときはここに通勤するのかもしれないのかーと思うと、色々見ておく気にもなる。
んで受付を済ませたあとはひたすらロビーで放置プレイ。
…約束の時間を10分経過
…20分経過
FUCK!どうなってやがる。と思いつつも採用される側なので毅然とした態度でひたすら待つ。ちなみにグループ面接なので5人くらいで待つ。目の前に受付のねーちゃんいるし、なんとなく世間話し辛いので黙然として待つ。
そろそろ帰っちまおうかと思ったあたりで別室へ案内。5分くらいだったけど、他の人たちと世間話。夏にインターンしたかーとか、夏の面接はどんなんだったかーとか。「待たせ杉ですよねー、あっはっは」とか言ってたらさらに別室へ移動。
面接官は既に見知った方で、心理的にはリラックスしつつも物理的にリラックスするわけにもいかず、微妙な立ち位置のまま簡単な自己紹介。そして面接の概要が話される。御題は昨今話題のアレ。
キターーーーー(´ω`)ーーーーー!
半年間延々とそれについて悩まされたのは伊達じゃない!(←去年のディベートの御題だった)ということで、フリーディスカッションが始まるも静観。ありきたりな論点は他の人に譲るのも戦略の1つで、自信があるならそういう意見が出きってから乗り出すのもアリだと思う。逆に、そういうのが出ないと出しにくい意見もある。
残り4人がだいたい1度意見を言ったところでそれらをまとめつつ深める方向で参入。ポイントは「最後まで意見を言わなかったけど消極的なわけじゃないんですよ!」ってオーラを出すこと。後だしジャンケンは確かに卑怯かもしれないけど必勝できるでしょう?逆に言えば、後だしするなら勝たねばならんのですよ。んで一巡目の意見出しは大抵紳士的に行われるから面接官にはここでちゃんとアピールする。あとは混戦なので、適当に。
本当に大事なのは「自分は無駄なことを長く喋りすぎて無いか」ということだけだと思う。短時間のグループディスカッションなんだから、他人の時間との兼ね合いなわけで、そこら辺の空気が読めてるかは面接官だって見てるって。つーか俺なら見る。一人で延々と時間を使うのは迷惑というかテロ。あと気をつけるのは「難しいことは言わない」。難しいことを言えば補足説明をしなきゃいけなくて、補足説明が1度で終わればいいけど難しいことの補足説明だから何度かしなきゃいけない。そんなの時間の無駄だし、難しいことの内容が面接官に伝わるかもわからない。ので、カット。見られてるのは「私がいかに頭でっかちか」ということではないんだから。それが見たけりゃ記述試験にしてるよ。
あとは他人の意見の繰り返しに終わらず新しい論点を出すことと、今まで出た意見を深めるといいつつ根拠とか別の切り口を加えることかな。まぁでも面接のスタイルなんて十人十色だろうけど。個人的には「ボロを出すくらいなら先駆けをする必要は無い」がポリシー。先駆けするときは「これ、ありきたりな論点しか出ないよね…つまり出しておかないと真似っ子だと思われる!」ってときのみ。自分より場の雰囲気作りが上手な人だっているし。いなければ代替すればいいわけで。
んで一定時間それをやった後、準備ができた人間から挙手して自分なりの見解を求められる。ここでも「順番的に真ん中らへんになる」と決めてるのでその通り行動。特に根拠があるわけじゃないけど「どんなに場慣れしてても考えをまとめる時間はあればあるだけいいし、同時に消極的に見られるのは避ける」ことが大事だと思う。周囲の実力がわかってて「圧倒できる!」と思えば先駆けしてもいいんだけど、微妙なときはやらない。同時に、最後になるのは絶対避ける。「時間が一番ある=それなりにまとまってる必要がある+自分が考えてるストーリーが出されている可能性がある=被ると印象が薄い」気がするから。がっつきが少ないから、嫌われる業種も当然あると思うけど、そこら辺はちゃんと周りの空気読んで変化させる。
まとめは無難でありきたりな論点1つと、「あ、そういう観点もあるねー」ってのを1つ。個人的に最近自分が思うのは、普通の人間にわかりやすく伝えようとしたら軸は最大3つまでしか無理。3次元に生きてるんだもん、4次元目はイメージし辛いよ。どうしても3つ以上出すときは、大くくりにしてラベルをペッて貼ってあげた後に派生させましょう。
そして話終わったらイキナリ面接官から突っ込み。
( ´д`)俺だけかよ…と思いつつも殴り倒さない程度に殴り返す。殴り倒さないの重要。
アリエナイ論点のずらし方だったので「あ、こりゃ夏にインターン来た人間全員にやってるな」と判断。そんな変な突っ込みかたする人じゃないってのはわかってるし。まぁ、ふるいにかけるって意味では便利な手だよなぁ。突っ込みへの反論が異様にヘタクソな人がいるけど、悩むようだったら「自分はどういうことを言いたいのか」というところに立ち戻りましょう。突然飛び石のように論点が飛んだり、なにも訂正せずに今言っていたことと矛盾することを言うのは×。自分が言いたいことが正確に相手に伝わっているか(伝わってないなら誤解を解く)、相手は何を問いかけてきているのか(反論なのか、疑問なのか、論点をずらしてきているのか)って考えれば大抵の突っ込みにはちゃんと対処できるはず。
そんな感じで面接終了。まぁ、負けた気がしないからなんとかなっただろ。これで落ちたら御縁が無かったということで納得できるからヨシ。