企業別労働組合

企業別労働組合は戦後まもなく広がった。これはブルーカラー及び非管理職のホワイトカラーによって構成される企業ごとの労働組合で、職種もしくは産業ごとに形成される欧米型の労働組合とは異なり、日本における労働組合の主流。戦前ですら日本の労働者は工場や工場ごとに団結していた。
拝啓としては50年代の労働争議があった。戦後の民主化によって組合が階級闘争を繰り広げ、経営陣と対峙したときには、場合によっては暴力的なストライキにつながることもあった。経営者は過激な労働組合をより穏当な社員を支援することで解体しようとし、企業に協力的な組合を作り出そうとした。(つまり経営が主導して第二組合みたいなのを作ったと。まぁ労働者の中にも「え、ここまで対立しないといけないの?マルクスとか階級とかよくわからないんですけど。むしろストが続くと俺の賃金がヴォアー!」って人も多かったわけで。イデオロギーが先行して民を飢えさせる組織は勝手に滅びます)日本はアメリカよりも組合加入率が高いにも関わらず異常に穏やかな組合をもつ由縁はここらから来てます。