2日目

単身ヴァージニア州へ。首都のワシントンD.C.がある州です。ヴァージニアにはヴァージニアの、D.C.にはD.C,の行政機構が存在するらしいんですが、難しいことはよくわかりません。マンハッタンからラガーディア空港までバスで30分、ラガーディア空港からレーガン国際空港まで1時間、レーガン国際空港からD.C.市内まで地下鉄で30分くらいですかね。12時ごろに市内着。

とりあえず任務遂行のために徒歩でポトマック川へ。やっぱし広いなぁこの国…。D.C.は結構計画的に作られた都市で、歩いていて面白いです。歴史的建造物とか記念碑とかが市内に散らばり、そこら中公園だらけ。正直、日本には無いくらい綺麗で整った街並みです。

ホワイトハウスの横を通りかかるといきなり道路がパトカーにより封鎖。なにごとかと思ったら白バイ10台くらいとパトカー5台くらいに先導されて黒塗りの公用車及びSP車両。その後ろからまたパトカー、白バイが各5台くらい。公用車は前後の車両と共にホワイトハウスに吸い込まれ、道路を封鎖していた警官とパトカーは何事も無かったように撤収。こんだけ厳重ってことは大統領か副大統領クラスの護送かなぁ…。世界でも稀な権力者を守るとなるとやることが凄いなぁと思いました。

ホワイトハウスの正面に、第二次大戦の戦没者慰霊碑があって、さらにその延長線上くらいに入り江があるんですが、この入り江をぐるりと囲むのが日本から(というか東京からなのかな)贈答された桜並木。1912年のことだそうです。ついでに灯篭が一つあったりします。春には桜も綺麗だしちょうどいいかぁと思い、欠片を埋めたり沈めたり。入り江はポトマックって結構川幅の広い川につながっているんですが、その川にも沈めたり撒いたり。帰りは入り江を一周する形でぐるっと戻ります。入り江の周囲にはルーズベルト記念碑とジェファーソン記念碑が建ってます。人の集合としてのアメリカの是非はともかくとして、この人たち個人ってのはやっぱし巨人なんだなぁと思う。ちなみに一つ一つの記念碑はでかいです。あとワシントン記念碑とリンカーン記念碑なんかも存在しますが、ワシントン記念碑は2005年春くらいまでに基礎部分を改修工事をするようで、近づけませんです。あと今回覗いたのは先にも述べた第二次大戦戦没者慰霊碑。「我々は侵略のためではなく解放のために戦った〜」(We fought to liberate not to conquer〜だったかな)って碑文に苦笑い。この辺は今も昔も変わりません。

飛行機まで時間が2時間くらいあったのでスミソニアン博物館のアメリカ史と自然史の建物を巡ってみやげを物色するも、特に収穫無し。スミソニアンは合計16の博物館と美術館、それに国立動物園からなる世界最大の博物館の集合体らしい(ホームページ曰く)ですが、ワシントン市内には9つの博物館があります。みやげ物色に割り当てたのは、2時間じゃ一つもまともに見られないのがわかっているから。じっくり見るつもりなら1建物1日くらいの気持ちで行ったほうがいいです。馬鹿みたいに広いんですが、かなり精緻な展示物がそろってます。日本と違って潤沢な予算が組まれているからか、基本的に全て無料。休館も無いに等しいです。ただ、昔と違ってセキュリティーが厳しくなっているのでカバンを開けられたりします。あとワシントン市内にある博物館でオススメはホロコースト博物館。ナチスによるユダヤ虐待の歴史が精緻に再現されていて、表現は悪いかもしれませんが面白いです。

んで、飛行機の時間に間に合うようにワシントン市内から再び地下鉄を使って空港へ。あまり触れてこなかったんですが、空港のセキュリティーがやたら厳しくなってます。x線検査と金属探知機は昔からありますが、靴を脱がされたりベルトを外されたり、ノーパソが爆弾でないことを証明させられたり。そんなことをしつつ搭乗。ニューヨークに戻り、この日の夜は最近日本に上陸したレッドロブスターへ。ボチボチの味。