映画鑑賞と筆記試験
「あらしのよるに」を見てきました。キャラ人気に依存しない邦画アニメは好き。
開始前の「のび太の恐竜」リメイクの予告編を見て「あードラえもんもハリウッドアニメの表現に近づくのかぁ。まぁこれはこれで面白くなるのかもなー」とか思ったり。でもやっぱり昔ながらのドラえもんの絵柄と声に慣れ親しんだ身としてはナカナカ抵抗があるもんです。
で、そんなことを考えつつ本編開始。
あらすじは…仲良くなった羊(♂)と狼(♂)の波乱万丈ラブラブ人生譚?
いや多分違う…でもそんな感じ…。
や、普通に面白かったんですよ。
ただこう、羊と狼があまりにラブラブ過ぎるのが気になったり、羊のツンデレっぷりに呆れたり。
作画の出来はナカナカ。宮崎アニメとはまた全然テイストが違って、個人的には良い出来だと思う。どうも上手く表現できないんだけど手描きの「やらわらかさ」の再現がまだまだできてないなぁと思う。原理主義的ですかね。でもそれくらいこだわりたいですって。だってフルCGアニメじゃピクサーに絶対勝てないし。加えてピクサーは今度ディズニーという無限資本×最強版権を手に入れたので、その分野じゃ暴れたい放題。ジャパニメーション製作者さんたちには軸を変えての戦いに期待大。まぁ変な心配しなくても、凄いところは凄いんですけどね。
ストーリーは…呉越同舟したら呉にも越にも帰れなくなったから一緒に楚に逃れようとしたって感じですかね。ありがちっちゃーありがちだけど、でもなんか全体のタッチが「ええなぁ〜」ってゆー。
以下ネタバレなので見たくないひとは反転しないこと。
根本的には何も解決されてないんだよねーこの映画。たしかにガブとメイは“they lived happly ever after...”かもしれないけど、サワサワ山の山羊もバクバク谷の狼も救いようのない「汚さ」を抱えつつ恐らく十年一日の時を今後も過ごしていくのだろうと考えると「んーなんかなぁ」という。御都合でもいいから、集団とか自分をとりまく社会みたいなものとの摩擦をもう少し表現して欲しかったかなぁ。じゃないと結局メッセージとしては「周囲に無理に合わせることはなくて、自分は自分のままでいられるところに逃げましょう」となってしまう気がする。まぁそれこそ人生よ、なんてうがった見方もできるんだろうけど、個人的には人間の可能性とかにもう少し賭けたいし、そういうことを考えるキッカケになり得るテーマだっただけに残念。いやエンタメとしては面白かったですよ?家庭で子供と見るときは是非そんなことをテーマにガキんちょに議論を吹っかけてみたいものです。まぁそんなことしてると二次性徴の「お年頃」を待つことなく「おとうさんウザい」になるんでしょうね。はぁ。
まぁもう上映終わっちゃいますが、見てないって人はDVDになってからでも是非。
>その後
筆記試験に行って参りました。
初SPI。日本語と算数と適性検査。日本語はできました。算数は8割くらいできました。適性検査が心身ともに一番疲れました。
その後チャンバラに行くまでに2時間くらい時間が余ってるので、新宿ヨドバシへ。兼ねてから健闘していたアイロンを購入。2500円くらいなので、8回も使えばもとがとれます。高いのは結婚してから嫁さんが欲しがるもんなんでしょうから、今回は不要。
で、チャンバラいって明日のテストの勉強を何もせずに就寝、と。はぁ。