けふは

夕方から面接ってなもんで、それまでは一応身と心を就活気分にするためリクナビ見たり、毎ナビ見たり、ES書いたり。鉄を作るあの会社の説明会を予約してみた。JFEでも住友でも神戸でもない奴。業界の巨人。
あーなんか生活が就活一色で嫌だなぁ。
とは実はあまり思ってなくて、これはこれで楽しい。あれだ、大学受験期も「あの大学に入ったらちょめちょめするぞー!」って時が一番楽しかったのと一緒だ。進歩してねぇ…。
別に就活のためにやってきたわけじゃないけど、色々やってきたことが就活でプラスになってるなぁと思う。話題には事欠かない。むしろ全部言わせてもらえたためしがない。「◎◎一筋10年です!」ってキャラを求めてる会社にとっては全くプラスにならないけど。
こと文系総合職なんて採用に関しては、企業側が本当にどういうキャラを求めているのかが極めて不明確。そりゃ説明会だとかあるけどさ「自分から積極的に動ける人」とか「世界を相手に活躍できる人」とか「論理的説明力を持ち合わせてる人」とか「コミュニケーション力の高い人」とか。そんなの兼ね備えてる奴が居たらどこだって欲しいだろ!と。昔ウチのサークルの新歓戦略を練る時に「どういうヤツが欲しいか」って挙げてったら鈴虫が「理想の恋人みたいだな」なんて言ってたのを思い出します。
会社も俺らも、お互い無いものねだりなんだろうなぁ。
まぁそれを可能な限りすりあわせるための説明会であり、ESであり、面接であり、OB訪問であり、会社訪問なんだろうけど。ちなみに個人的にやってて思うのは、昨今の就職氷河期脱出の報を知ってか就活生サイドから企業に求めることが多くなってる気がします。
太古の昔であれば「高収入」とか「手厚い福利厚生」があれば超優良就職先だったのが、ソニー文化みたいなのが強さだと考えられるようになってからは「自己実現」とか「社内の風通しのよさ」みたいなのになって(まぁソニーは給料もいいけど)。今はナニがトレンドなんだろうな。渦中にあってもよくわからない。つーか渦中にあるからよくわからないのかな。就職は将来独立するための布石?なんとなく人材に関してはようやくの日本の労働市場も流動的になってきてるから「まー転職してもいっかー」、「でも転職するには自分が成長しないとなー」、「じゃあ教育とか、人材育成がちゃんとしてるところに行こう」って感じはするけど。あとは誰も行かないニッチ分野に突っ込むのにあまり抵抗がなくなってきてるのかなぁ。俺らも社会も。よくも悪くも「それぞれの生き方」がそのまま受け入れられる傾向が強くなってる気がする。
て、いう風に考えるのは「自分が比較的選べる立場に居るからだ」、「お前らは自分たちが頭がいいと思ってるからだ」とゼミの先生はお諫めになるのです。マッタクダ。だから姐御あたりによく怒られるのでしょうが。昔ちょっぴり頑張って撒いた種を今少しずつ刈り取ってるだけなんだからいーじゃないか…。とは言え、妙に一人歩きしてる世間の評価と自分が成し遂げた実績とを早急に一致させたいというのも本音なのよね。種は撒き続けないと、そのうち刈り取るものがなくなってしまふ。